(仮訳)パキスタン産のHeterobasidion insulare複合種
Saba, M. et al., 2018. The Heterobasidion insulare complex from Pakistan. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/contentone/mtax/mt/2018/00000133/00000002/art00007 [Accessed January 31, 2022] 【R3-09198】2022/1/31投稿

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3行まとめ

パキスタン、カイバル・パクトゥンクワ州のマツ林からHeterobasidion linzhienseおよびH. orientaleを報告した。
パキスタンからは本属菌としてH. insulareのみが知られており、両種のパキスタンからの報告は初となった。
Pinus wallichianaを両種の新宿主として報告した。

(パキスタン新産種)

Heterobasidion linzhiense Y.C. Dai & Korhonen
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(パキスタン新産種)

Heterobasidion orientale Tokuda, T. Hattori & Y.C. Dai
レンガタケ
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【よく似た種との区別】
Heterobasidion australe
アジアに分布する
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁(同じHeterobasidion insulare複合種クレードに含まれる)
本種と異なり子実体が一年生でない
本種と異なり孔口面に光沢を有するという特徴を欠く
本種より孔口のサイズが小さい
本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい
本種と異なり肉の菌糸がアミロイドという特徴を欠く